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おがさわら子どもキャンプ 六日目


掃除は大人でも苦手な人が多い、家事の一つ。

毎朝子どもたちは、自分たちの部屋とキッチンなどを掃き&拭き掃除するのですが、正直言って「やらされてる感」満載で、身体が重く、動きも鈍いのです。スタッフが声をかけはするのですが、やはり長続きしません。

そんなわけで、今朝はいつもの掃除の仕方を変えました。

チームごとに分かれ、それぞれバケツの水の汚れ具合を競おう、というゲーム仕立てにしてみました。雑巾でいろいろなところを拭けば、すすぎの水は黒くなり、ポイントがあがるというわけです。

最初は渋っていた子どもたちですが、経過が見えるので段々テンションがあがり、釜戸内側の灰まで拭く子が出てきました(もちろん、これは反則(笑))。でも、いつも以上よりも短時間でキレイになり、作戦成功です。

最後は皆でその水の汚れ具合をチェックします。おぉ、こんなに汚れていたのか。





さて、天候は今日も晴天、オガサワラバレでございます。

となると、向かう先はもちろん海。

海況はあくまでも穏やか、気温水温とも高く、カヤック日和。


スイスイと漕いでいると、りょうさんから集合の合図がかかりました。

船を寄せて聞く話は、シーマンシップと仲間意識について。

シーマンシップは船乗り用語で、船員(シーマン)として資質や心がけなどを表す言葉。

陸に比べて不便な海上では、助け合いや支援などが不可欠。事故や不具合に遭ったときは自分の命はもちろん、仲間も見捨てることなくチームワークで最後まで乗り切ることが重要であり、信頼し協力し合うことがもっとも大切である。とまあ、言葉にしてしまうと堅いですが、伝えたいのはカヤッキングやこのキャンプでの生活を通して、仲間との絆や信頼しあうことの素晴らしさを体験してほしいということなのです。

子どもたち同士のかかわり合いは、日々変化しています。そして、その変化は共通の体験をする度に深く、強くなっているように見えます。

毎日の体験からたくさんのメッセージや学びを発見し、彼らは着実に成長しています。

目的地に着いたら、早速泳ぎ釣り開始。

2回目とあって、釣果もなかなかのもの。

大きなアカバ(アカハタ)やシロダイも釣れました。アカバは島で人気の白身魚で、アカバ汁や唐揚げなどにすると美味。居酒屋さんでも定番メニューなんです。

お昼のお汁にアカバ汁を作ることにしました。

泳いで少し冷えた身体に温かいアカバ汁が、染み込んでいきます。ウマウマ。


午後は2チームに分かれて、第一回プーラン杯カヤックレース!

沖に浮かべたウキを回ってリレー形式でどちらが早いか、いざ勝負!!

毎日カヤックを漕いでいただけあって、どの子もさすがに上手。ターンに手間取ったり、風に流されてしまう場面もあったけれど、仲間の助けもあってレースは大いに盛り上がりました。

最後は相手の船にぶら下がったり、ひっくり返したり、ハチャメチャになってしまいましたが、子どもたちは今までで最高の笑顔と笑い声で、本当に楽しそう。

結果は二の次。このキャンプで培ったシーマンシップならぬ、プーランシップは順位よりも大切なことは何かを教えてくれました。


今晩のおかずは、もちろん釣ってきた魚。

キッチンでは、当番の子どもたちが腕を振るっています。

別の子たちは明日のパン生地を捏ねたり、そろそろ帰ってからのことが気になるのか、宿題(?)の日記を書いたりして夕食の時間を待ちます。

さらに、プーランチームがお刺身とカマ焼きを作ってくれて、食卓は超豪華に。

シロダイの刺身は、小笠原在住数十年のりょうさんもビックリするくらい美味しい。脂がのっていて、なにより釣りたて新鮮。「今まで食べたどのお刺身よりオイシイ」なんていう声もあり、釣ったシュンと釣られた魚に感謝。

タクミがさばいたタコの刺身やアヤが持参してくれたパスタを使った料理などどれも美味しくいただきました。作ってくれた人、その食材に感謝感謝です。





今日でキャンプ6日目が終わろうとしています。

一日の最後にこのキャンプの感想を話してもらうことにしました。

今回は低学年の参加者が多く、お父さんお母さんとこんなに長く離れて集団生活を送ることが初めてという子も多かったです。慣れない生活でホームシックになったり、ケンカしたこともありました。でも、自分たちで考え、話し合い、料理し、食べた日々の体験は彼らに大きな自信を与えたように思えます。話している子どもたちの表情や口調からそんなことを感じ取ることができました。

 

キャンプも残すところあと三日です。

 

Y

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