おがさわら子どもキャンプ 七日目
プーランの朝は早い。
時計の針が五時を指す前に鶏が鳴き始め、子どもたちが起きだします。
大自然の中で生活&遊んでいると、太陽が昇ると目が覚め、身体を動かすと腹が減り、夜にはキッチリと眠くなるのです。
今日は自由行動の日。
子どもたちはお弁当のおむすびを結んでいます。
その数50個以上!当番のメンバー、お疲れさまでした。
朝ご飯は、ダッチオーブンで焼いたパンと米でできたマカロニのスープ。
すでにメチャお腹の空いている皆はいただきますの合図とともに、美味しそうに食べ始めます。
食後のミーティングの結果、今日はグループに分かれて行動することに。
小港中山峠チームとカヤック泳ぎ釣りチーム。
僕は小港チームに同行しました。
歩いて小港に着くと、まずは海で遊ぶ!
こちらが何を教えなくても、自分たちで遊びを考え、楽しんでいます。
その後中山峠に登り、父島の海を背景に、ハイチーズ。
たまなの葉で包まれたおにぎりも、景色の良さにいつもより美味しい~、と言いたいところですが、腹を減らした子どもたちには目の前のおにぎりしか映っていませんでした(笑)。食べることに真剣になるという体験も、飽食時代と呼ばれる現代では貴重なのかもしれません。
下山すると、いつもキャンプに参加してくれる島っ子・ちーとん&あづのお母さんからスイカの差し入れがあり、急遽スイカ割り大会を行うことに。
最後には見事に割れて、皆で美味しくいただきました。
ありがとうございます。
気がつくともう出発の時間に。
好きなことっていつも時間が足りないね。
プーランまで戻って、扇浦チームと合流。
あちらもカヤックや釣りなどしてよい時間を過ごしたようです。
今晩は、町でJammin’(ジャミン)というライブコンサートが開催されます。
出演バンドは島民で構成され、屋台も軒を並べる島の夏の風物詩です。
会場に到着してお弁当を頬張ると、子どもとスタッフは早速ステージ前に陣取り踊りまくりです。連日朝から晩まで遊び続けているのに、どこにそんなエネルギーが残っているんでしょうか。でも、皆いい笑顔です。
汗だくになって帰ってきたときには時計は9時を回っていました。
父島最後の夜の良い思い出となったでしょう。
明日はいよいよ出発の日。
小笠原ともお別れです。
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